ユニークベニューとは?日本の活用事例とともにご紹介

目次

  1. ユニークベニューとは?
  2. なぜ文化財をユニークベニューとして活用するのか?
  3. 文化財を活用する際のポイント
  4. 日本にあるユニークベニュー会場の事例を知る

 

 

ユニークベニューとは?

 そもそもユニークベニューとは、特別な(ユニーク)会場(ベニュー)という、本来の用途とは異なるニーズに応えて特別に貸し出される会場のことを指します。会場として利用されるのは、歴史的建造物や神社仏閣・城跡・美術館・博物館など、独特な雰囲気を持つ場所。これらの場所で、会議やレセプションなどのイベント等を実施することによって、利用者に特別感や地域特性を感じてもらうことを目的としています。

”特別な会場”で、イベントなどを通して”特別な体験”を提供する。ユニークベニューではこのような価値が生み出されています。

 

 

 

なぜ文化財をユニークベニューとして活用するのか?

 ユニークベニューの基礎を踏まえたところで、なぜ”文化財”を活用する必要があるのでしょうか?その理由を、ユニークベニューに関わる①参加者②主催者③所有者の、三者の視点から詳しくご紹介していきます。

まず、ユニークベニュー会場として文化財を提供してくださる所有者の方々がいます。所有者の方々にとって所有している文化財を活用してもらうことで、認知度や知名度の向上に結びつきます。文化財の魅力を知ってもらい、そこから保存活動の気運上昇につながることも。イベントを実施する主催者にとっても、特別な会場で実施することで魅力向上につながるだけでなく、文化財を活用するというユニーク性から、知名度アップにつなげることができます。最後に、ユニークベニュー会場を訪れた参加者にとっては、文化や歴史に触れることで、特別感に加えて知的満足を得られるという魅力があります。

このように、文化財をユニークベニューとして活用することは、関わる全ての人々にとって、新たな価値を生み出すきっかけとなります。そこから、文化財のある地域への観光客の増加による知名度向上など、地域へのメリットも生まれます。

 

 

 

 

文化財を活用する際のポイント

 

歴史的・文化的な価値を持った文化財をユニークベニューとして活用する際に、それぞれの特性を正しく理解しておく必要があります。そこで、文化財をユニークベニューとして正しく活用するために意識されているポイントを三つご紹介します。

一つ目は、文化財の特徴や魅力を生かすことです。どの文化財にも、そこで起こった歴史的な出来事やその場所にまつわる言い伝えなどの魅力的なストーリーがあります。このような歴史的背景に加えて、規模やデザイン・立地条件など、文化財を構成するあらゆる要素に着目して、ユニークベニューが作られています。

二つ目は、文化財が抱える課題解決につなげることです。過疎化や高齢化による担い手不足や修理のための資金が不足していることなど、文化財には様々な課題があります。そこで、文化財を訪れて魅力を感じてもらい、参加した方々に文化財の保存活動に参加したい!と思ってもらうことにつなげたいという想いがあります。

三つ目は、長年継承されてきたことや本来の用途をリスペクトすることです。「保存」に影響を及ぼさないことを大前提とし、イベント後は原状回復をしたり、事前に避難経路を確認する等安全に対する配慮を行ったりということが必要となります。

 

 

日本にあるユニークベニュー会場の事例を知る

鮒鶴京都鴨川リゾート

ユニークベニューについてさらに知っていただくために、実際のユニークベニュー会場をご紹介していきます。一つ目は、京都にある「船鶴京都鴨川リゾート」です。

 

創業1870年の、鴨川のほとりに佇む、老舗料亭旅館である「鮒鶴」は、国の登録有形文化財となっている木造建築の建屋です。明治3年に「鮒屋の鶴さん」の愛称で仕出し屋として創業をし、その後大料亭へと生まれ変わりました。「良いものを残すだけでなく、時代にあわせて新しいものを取り込みお客を喜ばせる」おもてなしの精神のもと受け継がれてきた鮒鶴を、リデザインし新たな歴史を刻み始めたのが「鮒鶴京都鴨川リゾート」。

 

大切な人への想いをおもてなしで伝えられる場所として、京都を代表するロケーションで結婚式を挙げることができます。純和風建築とモダンな内装が調和した空間で、結婚式後もふたりの想い出の場所として記憶に残る一日をお過ごしいただけます。

 

 

NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町

二つ目は、愛媛にある「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」をご紹介します。

歴史的な邸宅や城、古民家など10棟28室の客室やフロント、レストランを含めた肱川沿いの大洲城下町を、まるごと1つのホテルとして見立てた分散型ホテルです。肱川の河畔に望む大洲城は、全国でも5城しかない木造復元天守の1つ。400年前の姿を完全に復元し、現代に生き続ける奇跡の城を望みながら、特別な時間をお過ごしいただけます。

 

また、木造復元天守に泊まる日本初の体験をお届けする「キャッスルステイ」も実施しております。売上の一部は文化財の維持保全に充てられるなど、地域の無形文化財の継承にも貢献している取り組みです。

 

 

今回ご紹介した2会場以外にも、文化財を活用した魅力的なユニークベニュー会場は日本全国にあります。

本来の用途とは異なるニーズに応えて、特別に貸し出される会場である「ユニークベニュー」。文化財の特徴や魅力を最大限に活かし、関わる全ての人にとって新たな価値を提供し続けます。

 

「もっとユニークベニューについて知りたい!」「文化財で何かイベントを行いたい!」と少しでも興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

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